「サッカーがうまい子はみんなやってるけど自分はできない…」
「やってみたけどボールが思ったように飛ばない…」
「なにから練習したら良いかわからない…」
この記事を見ていただいてるということは 現在、こういった悩みを抱えていませんか?
リフティングは、サッカーが上手くなるとても重要なスキル。
しかし、初心者には少し難しく感じるかもしれません。
この記事では、リフティングをやる意味から、コツを抑えながらも楽しくリフティングを習得する方法をわかりやすく解説します!さあ、一緒にチャレンジしてみましょう!
目次
1.リフティングをやる意味は?
2.リフティングの種類は?
3.リフティングのコツと練習法
4.リフティング技紹介
5.まとめ
1.リフティングをやる意味は?
「リフティングってやる意味あるの?」
「試合で使うことはないし意味ない」
「練習にはならないただの遊び」
このように言われたり聞いたことはないですか?
たしかに、リフティングは試合の中で直接使う技術ではありません。ですが、実はサッカーの上達に欠かせない“基礎力”を育てるための、非常に大切な練習でもあるのです。
この記事では、なぜリフティングが重要なのか、3つの観点からわかりやすく解説していきます。
①ボールを触る感覚
サッカーは腕以外の体のすべてを使ってボールを操るスポーツなので、体のどこであってもうまくボールを操らなくてはいけません。
リフティングは体全体を使うため、「ボールを止める」「ボールを蹴る」といった基本動作の基礎となる感覚を掴む大事な練習です。
②タッチのタイミング
ボールを触る、タッチをするタイミングというものも経験の中でしか得られないとても重要な技術です。ボールを触る、コントロールするタイミングは早すぎても、遅すぎてもだめで、ドンピシャでなければコントロールはできません。
この感覚は人に習うことはできません。自身で数をこなすことで徐々に感覚をつかんでいくものですが、その練習法として最適な練習法といえるのが「リフティング」なのです。
リフティングをなんども繰り返して、ボールを触るタイミングを自分なりに調整していくことで、最適なボールを触るタイミングというものを見つけられます。
③空間認識能力
少し難しい言葉ではありますが、自分とボールとの位置関係をすぐに把握する、認識する
能力です。
リフティングでは、ボールがどの角度で跳ね返るか、どこに落ちてくるか周囲の環境についてを瞬時に判断して体を動かさなければいけません。それは試合でも同じことで、相手と自分の位置、自分とボールの位置、相手とボールの位置を瞬時に判断し、軌道を予測できるようにならなければいけません。
リフティングは、ただボールを落とさないように続けるだけの遊びではありません。
「ボールを触る感覚」「タッチのタイミング」「空間を認識する」など、サッカーに必要な基礎力を身につける大切な練習です。
実践志向にリフティングに意味を持たせて練習してみましょう。
2.リフティングの種類は?
リフティングの蹴り方の種類は10種類以上存在します。基本的な足の甲を使ったリフティングから頭の側面のみを使った一風変わったリフティングまで、あげ始めればきりがありません。
ここまで聞いて
「どの蹴り方が正解?」
「一番サッカーが上手くなるのは?」
このようにおもいませんでしたか?
それぞれに意図や効果はあるでしょうが、
サッカーが上手くなるには3種類できれば十分
だと思っています。
その理由をそれぞれ紹介していくので、チャレンジしていただければと思います。
①インステップリフティング
足の甲(インステップ)を使ったリフティング
皆さんの想像する一番ポピュラーなリフティングで、基本のリフティングです。
このリフティングの効果、目的は
「強く正確なキック」です。
シュートするときの基本的な足の形でシュートの精度や威力に直結します。
このリフティングは1番サッカーの上手い下手がでやすいリフティングといえます。
②インサイドリフティング
足の内側(インサイド)を使ったリフティング
このリフティングの効果、目的は
「繊細なボールコントロール」です。
足の内側(インサイド)を使うことで、繊細なタッチが身に付き、インサイドキックの感覚が養われパスやシュートの正確性を高めることにつながります。
③アウトサイドリフティング
足の外側(アウトサイド)を使ったリフティング
このリフティングの効果、目的は
「柔軟性とバランス感覚」です。
足の外側(アウトサイド)を使ったリフティングは他2つのリフティングと比べると必要な技術が大きく異なり、バランスがとりづらく、複数回続けるためにはバランス感覚が必須ですがアウトサイドリフティングを続けることがバランス感覚を身に着けるための最高の練習となるでしょう。もうひとつの要素は、プレイの柔軟性が大きく広がります。単純に足元だけでプレイするより足の外側でもボールコントロールができれば、より広い範囲が自身の領域となり、プレイの幅や柔軟性を大きく広げることにつながります。
3.リフティングのコツと練習法
STEP1 1回づつ手に持ってリフティング
まずは足の甲に当てて胸の前でキャッチをする。
これを蹴り方とボールを確認しながら丁寧に1回ずつ行ってください。
ボールの蹴り方とコツ
1、ひざを伸ばして蹴ること。
2、軸足は楽にすること。
3、ボールが当たる瞬間足首だけを固定すること。
4、ボールの回転を意識すること。
5、蹴る強さの強弱を意識すること。
ボールはとても正直で良い蹴り方をすれば、まっすぐ飛ぶし全く痛くありません。
逆にまっすぐ飛ばなかったり、足が痛い場合100%蹴り方が悪いただそれだけです。
これは自身の感覚が重要で感覚は教えられるものではなく、数をこなしていくことで徐々に得られるものなので回数をこなすしかありません。
20回ノーミスでできたら次のステップへ
STEP2 ワンバウンドリフティング
次は一回蹴って一回バウンド一回蹴って一回バウンド。これを繰り返してください。
ここで意識することは2つです。
1、次どこに飛んでくるかを予測して蹴りやすいところに移動すること。
2、次蹴りやすくするためにボールを蹴ること。
20回連続でできたら次のステップへ
STEP3 ノーバウンドリフティング
最後にノーバウンドリフティング、落とさずに連続でやってみましょう。
ステップ1、ステップ2で意識したことだけを意識しましょう。
1、まっすぐボールを飛ばすこと
2、次の飛んでくるところを予測して動くこと
3、次を意識したボールを蹴ること
100回連続成功で基本のリフティングはクリアとなります。
ぜひ次はリフティングの技にチャレンジしてみましょう。
ここで注意してほしいことは目標回数をそれぞれのステップで設けていますが、わかりやすい目標を持ってもらうための指標でしかありません。つま先でちょんちょんリフティングして1000回するより質の良いリフティングを100回するほうがサッカーのプレイに直結するため大きく評価されます。ぜひみなさんは「量より質のリフティング」を意識して楽しみながらやってみてください。
4.リフティング技紹介
リフティングには無数に技がありますが大まかに分けると3種類の技があります。
リフティングとセットで覚える簡単な技から出来たら上級者な高難易度な技までをいくつか簡単な説明と解説動画を紹介いたします。
上げ技 難易度★☆☆
ボールを地面から空中に上げる技のことをいいます。
「リフトアップ」つま先を使って上に弾く技。 初心者向けの基本的な上げ技です。
「ヒットリフト」 ボールに回転をかけて軸足に当ててボールを上げる技です。
止め技 難易度★★☆
ボールを特定の部位の上で止める技のことをいいます。
「インステップストール」 インステップ部分にボールを止める技です。
「ネックキャッチ」 首の上にボールを乗せて止める技です。
回し技 難易度★★★
足を使ってボールを回す技のことをいいます。
「アラウンド・ザ・ワールド」ボールを蹴り上げた後、足を一周させる技です。
「ミラージュ」ボールを蹴り上げる際に逆足を素早く一周させる技です。
これらの技は必須ではありませんが、リフティングが上手くなるコツは楽しむことです。技を覚えることでリフティングの楽しさやリフティングの幅が増えること間違いありませんのでリフティング練習の延長でチャレンジしてみてください。
5.まとめ
・リフティングはサッカーの基礎力を身に着ける最高の練習
・リフティングは回数ではなく質を意識
・リフティングが上達するコツは楽しむこと
今回リフティングの効果からやり方までまとめましたが練習し続ける、やり続けることが
1番重要です。厳しいことをいいますがリフティングのみならず、サッカーが上達しないのはシンプルに練習不足であることがほとんどです。リフティングはやり続ければかならずできるようになります。もちろん才能の差もありますが努力でなんとでもなる差しか存在しません。チャレンジし続けることを辞めずに頑張ってください。

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